使い方と考え方
文学の中を、問いから歩く
Humanitext Aozora は、青空文庫に収められた17,000以上の作品を、対話を通じて探索するためのツールです。思い出せない一節を探すだけでなく、「漱石と鴎外では、孤独の語り方はどう違うか」「雨が転機になる短編を挙げてほしい」といった、主題や場面からの問いにも応えます。
AIの説明には、根拠となった作品と本文の引用が添えられます。引用を選べば原文と英語の要約を並べて確認でき、青空文庫の作品ページにも移れます。答えらしさだけで納得せず、実際の文章へ戻れることが、このアプリの中心です。
初めてなら、好きな作家を一人
- 「芥川龍之介の短編で、語り手を信用できない作品を紹介してください」
- 「宮沢賢治が星を描く場面を、いくつか比べてください」
- 「30分ほどで読める、夏の夜を舞台にした作品を探してください」
答えの後には関連する質問も表示されます。研究課題が決まっていなくても、好きな作家や気になる言葉から始めれば、次の一冊へつながります。
広く探すことと、範囲を定めること
日本十進分類法(NDC)、作家、作品を指定し、不要な範囲を除外できます。複数の作家を横断して語彙や主題を探す場合にも、ひとつの作品だけを対象に問いを重ねる場合にも使えます。選択欄は異なる言語からも検索でき、インターフェースは日本語・英語・中国語・韓国語に対応しています。
回答形式は、簡潔なQ&A、詳しい解説、対話、創作の手がかり、独自の指示などから選べます。創作モードを含め、AIが作った文章と青空文庫の原文は区別して扱ってください。出典付きの回答でも、作品全体の語りや時代背景を十分に捉えきれない場合があります。
読書の跡を残す
会話は端末内にスレッドとして保存され、Markdown・JSONで書き出せます。気になった引用を原文で読み、問いを変え、別の作家へ移る。その往復を残せるので、授業の準備、読書会の選書、研究の予備調査にも利用できます。
Humanitext Aozora は、文学作品について近道で「正解」を得るための道具ではありません。検索では出会いにくかった文章に近づき、自分の読みを始めるための入口です。
実際の画面で、最初の一歩を。
問いを一つ、作品を一篇、資料を一ページ。小さく試すところから始められます。