manabaユーザ会2025にて講演 — 「AIソクラテスと学びの対話空間」の実演

11/14/2025

manabaユーザ会2025での「AIソクラテス」講演

2025年11月14日、株式会社朝日ネットが主催する「manabaユーザ会2025」が開催されました。manabaは、日本国内の多くの大学や高等教育機関で導入されている主要な教育支援サービス(LMS)です。

このイベントの幕開けとなる講演として、本プロジェクトのメンバーである桜美林大学リベラルアーツ学群の田中一孝准教授が、「AIと共創する教育の未来~AIソクラテスと学びの対話空間~」と題して登壇しました。

講演では、Humanitextプロジェクトが開発してきた西洋古典特化型AI「Humanitext Antiqua」 や日本文学特化型AI「Humanitext Aozora」 のような、専門家の知見に基づき構築されたデータベースを基盤とするAIの仕組みが紹介されました。

さらに、今回の講演の核として、これらの研究成果をリアルタイムの対話型システムへと展開する試みである「AIソクラテス」の実演が行われました。これは、専門的なデータベースに裏打ちされた信頼性の高いAIと、ソクラテスのように対話しながら探究学習を進める「学びの対話空間」 を教育現場で実現しようとするものです。

講演では、教員が準備した資料のみを情報源とする ことで、学生が安全かつ効果的にAIと対話し、学習成果を個別最適化できる授業特化型AI「Academic Dialog」 などの具体的な教育展開の構想が示されました。

イベントの詳細については、以下のリンクをご覧ください。 https://manaba.jp/seminar/16013/