AntiquaとAozoraにカスタム出力モードが追加されました

10/4/2025

AntiquaとAozoraのカスタム出力モード

このたび、Humanitextプロジェクトが提供する西洋古典に特化したRAG対話システム「Antiqua」と、青空文庫のデータを利用した「Aozora」に、新機能「カスタム出力モード」が追加されましたことをお知らせいたします。

より自由で、より柔軟なテキスト生成へ

これまで、AntiquaとAozoraは特定のタスクに最適化された出力モードを提供してまいりました。今回のアップデートで追加された「カスタム出力モード」は、ユーザー自身が「システムプロンプト」を直接編集することで、AIの応答をより細かく、そして自由に制御できる機能です。

システムプロンプトとは、AIに対する基本的な指示や役割設定を記述するものです。このプロンプトをカスタマイズすることにより、例えば以下のような多様なニーズに対応できます。

  • 特定の文体やトーンでの文章生成
  • 専門用語の定義や使用方法の指定
  • 特定のフォーマット(箇条書き、対話形式など)での出力
  • 研究や創作活動における独自の要求に応じたテキスト生成

この新機能により、研究者の皆様はご自身の研究目的に沿った特殊なテキストデータを生成したり、クリエイターの皆様は創作活動におけるAIアシスタントとして、よりパーソナライズされた対話を楽しんだりすることが可能になります。

ご利用方法

AntiquaおよびAozoraのアプリケーション画面にて、出力モードの選択肢から「カスタム」をお選びください。テキストエリアに表示されるシステムプロンプトを自由に編集し、テキスト生成をお試しいただけます。

Humanitextプロジェクトは、今後も皆様の研究と創作活動をサポートするため、継続的なサービスの改善と機能拡充に努めてまいります。

ぜひこの機会に、新しくなったAntiquaとAozoraをご活用ください。