ボン大学(ドイツ)にてHumanitextプロジェクトに関する研究発表を行います
11/2/2025

ボン大学(ドイツ)にてHumanitextプロジェクトに関する研究発表を行います
この度、Humanitextプロジェクトの岩田直也が、2025年11月6日にドイツの**ボン大学(University of Bonn)**にて開催される「XI. Atelier ‘Antikerezeption’」に登壇し、研究発表を行うことになりましたので、お知らせいたします。
このアトリエ(ワークショップ)は、ボン大学の**Centre for the Classical Tradition (CCT)**が主催するもので、古典受容に関する学際的な議論の場として知られています。
発表タイトルは「Humanitext Antiqua: A Retrieval-Augmented AI Platform for Research in Western Classics(Humanitext Antiqua:西洋古典研究のための検索拡張AIプラットフォーム)」です。
発表の概要
発表では、Humanitextプロジェクトが開発を進めるAI対話システム「Humanitext Antiqua」について、その技術的背景と人文学研究への応用可能性について詳しく報告します。
先日名古屋大学で行った発表内容(AIの「ハルシネーション」を防ぐRAG技術、古代ギリシャ語・ラテン語の検索精度を向上させる「Context-Oriented Translation (COT)」など)を基盤とし、ヨーロッパの研究コミュニティと、AIが古典研究の未来にどのように貢献できるかについて、活発な議論を行う予定です。
ヨーロッパにおけるデジタル・ヒューマニティーズの主要拠点の一つであるボン大学にて、我々の研究成果を共有できることを大変光栄に思います。