『ANIMA ANTIQUA -古典に息吹を-』映像詩上映会・トークイベント開催のお知らせ
12/16/2025

Humanitextプロジェクトの新たな実験的取り組みである「ANIMA ANTIQUA(アニマ・アンティクア)-古典に息吹を-」の成果発表として、映像詩の上映会およびトークイベントを開催いたします。
本プロジェクトは、AI対話システム「Humanitext Antiqua」の高度な文献解析能力と、最新の動画生成AIを連結させることで、2000年前の古典文献の世界を現代に蘇らせる試みです。
イベント概要
東海国立大学機構 Common Nexus(コモネ)が主催する「コモの市#02」内にて、以下の通り開催されます。
- 日時: 2025年12月20日(土) 10:30〜17:30
- 会場: 東海国立大学機構 Common Nexus(名古屋市営地下鉄名城線 名古屋大学駅直結)
- 参加費: 無料・申込不要(入退場自由)
企画内容
1. 映像詩上映(終日開催)
「もしも、古代の人々が語り継いだ世界を、現代のAIが見たらどう映るのか?」
プラトン『ソクラテスの弁明』やホメロス『イリアス』、オウィディウス『変身物語』など、西洋古典の名場面をAIが解釈し、視覚化した短編映像をループ上映します。Humanitext Antiquaが原典から抽出した情景や感情が、生成AIによってどのような幻想的な映像美として再構築されたのかをご覧いただけます。
2. 特別トークイベント(11:00~12:30)
本映像を制作したプロジェクトメンバー(岩田直也、齋藤千枝歌、鈴木祐希)が登壇し、制作の舞台裏を語ります。
- AIは神話の情景をどのように「理解」し、視覚化したのか。
- 古典学の専門知見とAI技術はどのように融合したのか。
- 「人間が語った物語」を「機械」が受け取るとき、そこに何が生まれるのか。
技術と文学の両面からプロジェクトの核心に迫る対話を行います。
ANIMA ANTIQUAについて
本プロジェクトは、2025年10月に採択された実験的映像プロジェクトです。専門家の監修のもと、Humanitext Antiquaを用いて原典から動画生成用のプロンプトを作成するという革新的なプロセスを採用しています。「ソクラテスの最期」や「トロイア戦争」といった歴史的・神話的場面を、誰もが直感的に理解できる映像作品として提示することで、子どもから研究者まで、幅広い層が古典の魅力(Anima)を再発見できる場を創出します。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
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